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『貧困大国アメリカ』

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)

著者:堤 未果

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)
『貧困大国アメリカ』堤未果(つつみみか)
前回のエントリーで「中流が消えるアメリカ」を書きましたが、http://lazy-portfolio.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-f4b7.html 
そうすると、当然今度は貧困へと突入しゆきます。
本書では、その貧困に焦点を当てて書かれています。
「貧困」の行く先が「戦争ビジネス」大儲けのための「人身売買」のようで読んでいて暗い気持ちになります。
ともかく、現代のアメリカ、そして世界情勢を読み解く上で必読書と言えましょう。
  • 貧困と肥満・不健康
  • 新自由主義の危険性
  • メディアと戦争
  • 貧困と戦争ビジネス

などなどについて鋭い切り口で語られています。

現代の行過ぎ「市場原理」について
p146
かつて「市場原理」の導入は、バラ色の未来を運んでくるかのようにうたわれた。競争によりサービスの質が上がり、国民の生活が今よりももっと便利に豊かになるというイメージだ。だが、政府が国際競争力をつけようと規制緩和や法人税の引き下げで大企業を優遇し、その分社会保障費を削減することによって帳尻を合わせようとした結果、中間層は消滅し、貧困側は「勝ち組」の利益を拡大するシステムの中にしっかりと組みこまれてしまった。グローバル市場において最も効率よく利益を生み出すものの一つに弱者を食い物にする「貧困ビジネス」があるが、その国家レベルのものが「戦争」である。
 「ブラックウォーター社」や「ハリバートン」などの民会会社が戦争を請け負い、そして貧困層が「安い労働力」として消費される社会
狂っているとしか言いようがないですね。
いま、私が少し心配しているのが「大恐慌」→「戦争激化」の流れです。最近1920-1940年代くらいのニュースビデを見すぎているせいでしょうか?
できるだけ多くの人がこのような状況の存在を知るべきでしょう。

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