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『日本の真実』

日本の真実

日本の真実

著者:大前 研一

日本の真実
『日本の真実』大前研一 
相変わらず、さすがの大前氏。何十年と生き残っているだけのことはありますねぇ。
2004年に出版されました。まさに、不況のどん底(って今のほうがひどいですが)
p8 死ぬときに一人平均3500万円のお金を持ったまま墓場へ行く
そんなにお金を残してどうするのでしょうか?やはり、高齢者は不安なのでしょう。もう少し、安心感・年金大丈夫・社会保障制度も心配なし という状況なら 消費にもお金が回っていくのに残念です。
政官財の鉄のトライアングルから オクタゴンへ
御用学者・マスコミ・検察庁・国税庁・さらに弁護士 でオクタゴンp27
p39 日本のアニメ産業・ゲーム業界・マンガ業界は世界最強で2兆円 ハリウッド映画産業より大きい
モリタクさんを思い浮かべてしまいました。外国人との経済を語る対談で、熱っぽくアニメ論を展開しドン引きされていましたっけ!
p41 21世紀は突出した個人を何人かかえているかによって、国家の強さが決まってくる
p42 21世紀の中核産業「金融」「通信」「運輸」

そうなんでしょうね。どれだけ優秀な人材を集めることができるか?しかし、21世紀の中核産業が「金融」「通信」「運輸」かというとちょっと疑問です。そのなかに、「医療」や「教育」や「環境エネルギー」などが入って欲しいところですが、この辺りはまだまだ「周辺産業」なのでしょうか?

p69 道路の制限速度の不思議:フランス、スイス、ノルウェー、スウェーデンでは市街地80km/hr 住宅街は60km 
日本の道路制限速度の根拠は?
国家がすべての国民を犯罪者にすることができる
たしかに、制限速度を遵守しているほうがかえって危なっかしいことはありますよね。そして、その速度違反が犯罪ですから、国家権力によって犯罪者を大量に作り出すこともできるわけですよね。考えてみると危ういシステムですね。
p195現在の為替は購買力平価では決まらない。 アメリカ側から見ると3-4%、日本側から見ても9%日米間で交換できないものが実体経済の9割以上を占めるようになったため、購買力平価という考え方は破綻してしまった
為替はよく分かりませんね。マクドナルド指数もあてにならないってことでしょうか?
p221 19世紀以前ではつよい軍隊を持って植民地を拡大
    20世紀は資源
    21世紀はカネ、企業、技術、情報優秀な人材を世界中から呼び込むこと、
>カネ、企業、技術、情報優秀な人材を世界中から呼び込む
そういう意味ではシンガポールなんかが有望だと思っていましたが、この世界不況下では、どうなんでしょうか?逆に日本はあまりこのような環境整備に熱心ではないですよね。一人当たりのGDPは日本を追い抜いておりますし、シンガポール>日本の状況はますます強くなっていくと思います。
p222規制緩和小さな政府でシティ、モルガンスタンレー、ゴールドマンサックス、AIGなどが優れた企業として上げられていますが・・・
ちょっとこの辺は大前氏読み違えてますかね。
全体的にはいい本でした。

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