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『あなたのTシャツはどこから来たのか?』 

あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実

あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実

著者:ピエトラ リボリ

あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実
『あなたのTシャツはどこから来たのか?』 ペエトラ・リボリ
序文:1999年ジョージ大学にて あなたのTシャツは 時給18セントで搾取 奴隷のように働かせている発展途上国の子供たちによってつくられている? ほんと?
という問いかけから始まる、ある意味冒険の書(知的)
面白かったです。
中国で山のように作られるTシャツ。その原料の綿は実はアメリカテキサスからやってくる不思議
なぜ、米国綿は世界覇権を維持できたのでしょうか?どうやら政治の問題のようです。このあたりは"King Corn"
にも通じる話のようです。
2001年 ネルソン・ラインシュは生れてはじめて作物の全滅を経験した。 禍は綿に起こるだけで人間にはおこらない。様々な政府の作物保険金や災害助成を補う収入を得た

これが現実のようです。

p126 あまりにも内外時間あまりにも少ない賃金で働かせる しかし、農村での暮らしよりずっとまし
搾取問題の「おおもと」はどうやらこの辺りにあるようです。
p297 ミトゥンバ貿易 新たな雇用を創生 、取引業者、輸入業者、仕分け屋、洗濯屋、仕立て屋などなど
これは、ジムロジャーズのはなしとちょっと食い違いますが、たぶんこっちのほうが現実だと思われます。より、洞察が深く、一見では分からないところまで取材しているようです。
少し、あさっての方向ですが、グローバリゼーションについて考えてしまいます。
グローバリゼーションねぇ~!
私個人としては、発展途上国の農民がずっとそのまま農民でなければ先進国が立ちいかない状況には反対です。どこまで、受け入れることができるのか?
自家用車なし、テレビなし DVDなし そのへんのところまでならOK
巷でまことしやかに言われていることが「本当のところはどうなの?」という問いかけで見てみると、違った側面が現れより深く理解できる。このような教訓を得られる書物です。
p322 いつの時代にも市場と貿易により若い女性たちが搾取工場に縛り付けられたが、彼女たちはむしろ自由になったということ、そして、農民は農村にいることこそ一番と決めつける前に、もう一度よく考えたほうがいい。
貧困に見舞われている人々の苦しみは市場の持つ危険によるのではなく、むしろ政治から疎外されてしまっていることから来るのだ。
彼女に活動家としてのエネルギーがまだ残っているなら、貧者を市場から守ることではなく、貧者を政治に組み込むことに力を注ぐべきだ。
大変いい言葉ですね。勇気づけられます。さて、それを踏まえて上で、今後の世界、政治および経済はどのように動いていくのでしょうかねぇ。少なくとも日本の政治トップにはあまり期待できませんが・・・

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